人事・労務管理支援
サービス業である医療は機械化が進んでいるとはいえ、労働集約的な産業です。そのため、経営資源である「ヒト、モノ、カネ」のうち、「ヒト」が最もボトルネックとなりやすく、ヒトで悩んでいる先生も多いと思います。
医療の業界は、今後も需要の拡大が見込まれますが、供給がそれに追いつかず、人材が不足しています。求人をしてもなかなか人が集まらない、特に有資格者の求人に苦労した経験をもっている先生は多いと思います。売り手市場のため、職員は今の職場を辞めても、すぐに次の仕事が見つかります。何か気に入らないことがあれば「それなら、辞めます」とあっさり職場を去ってしまった、などという話もよく耳にします。
また、比較的、他の業種に比べ職員の権利意識が高く、有給休暇、サービス残業などについてもきちんと権利を主張してくる職員が多いのも特徴です。
女性の多い職場であり、職員間でグループができたり、お互いに給料を見せ合ったりと、少し特殊な部分があります。急に何人かが一度に辞表を提出してきた、なんてことも決して珍しいことではありません。
私たちがお手伝いできること
「職場秩序維持のためのルールづくり」
- 職場の労働条件を定めた「就業規則」の作成
- 就業規則を職員向けに分かりやすくした「職場ルールブック」の作成
始業・終業・休憩時間はもちろん、有給休暇などの取扱いを決めます。また育児休業制度や服務規律などの働く上での労働条件と職場のルールを定めます。
「採用・退職に関するお手伝い」
- 採用募集に関する求人広告のお手伝い
- 採用面接に関するお手伝い
- 適正検査(キュービック)を使った採用試験
- 入退職時の事務手続きのお手伝い
有効的な求人募集の相談、また貴医院にあった人材の採用、さらには入退職時の事務手続きまでサポートします。
「賃金・退職金制度の構築」
- 能力に応じた賃金制度の構築
- 賃金・退職金規程の作成
- 中小企業退職金共済・民間保険を使った退職金制度の構築
いくら昇給したらいいのか?賞与はいくらぐらい支払えばいいのか?退職金の世間相場って?といった素朴な疑問から、実際の制度構築までサポートします。
「人事評価制度の導入」
- 貴医院にあった人事考課表の作成
- 目標管理制度の導入
- 職員面接によるアセスメント
正しい評価をしてあげないと、職員も当然やる気にはなりません。適切なフィードバックと共通の目的意識により組織は強固なものとなります。そのためのツールを設計します。
「労使トラブルに関するお手伝い」
- 解雇に関するトラブル
- 問題職員に関するトラブル
仕事に対する意欲が著しく低く、ミスを連発する。または遅刻をしたり突然休むなど、問題のある職員も中には1人、2人はいるかもしれません。ただ、そういった職員に限って権利主張は強く、医院側としても理論武装をしておく必要があります。
あなたの医院はどうですか?
- 職員が10人以上の場合は就業規則の作成をしていますか?
- 残業をさせる場合は、労働基準監督署に「三六協定」を届出していますか?
- 残業の計算は正しく行われていますか?
- 毎年職員の健康診断を行っていますか?